望まれる「スイッチOTC薬」の増加

2011/03/10 11:00

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スイッチOTC薬に関する意識調査

望まれる「スイッチOTC薬」の増加
 ~安易な利用や副作用に懸念の声も


【グラフ】スイッチOTC薬に関する意識調査「医療薬として実績のあるものが医師の診断なしで購入できるというメリットと、誤った使用方法による副作用の危険性というデメリットがある『スイッチOTC薬』。あなたは今後、このような『スイッチOTC薬』が増えて欲しいと思いますか?」
【通常のグラフをご覧になりたい方はこちらをクリックしてください】

生活スタイルの変化により、様々な病が見られるようになった現代。近年では、これまで医師の判断でしか処方できなかった医療用医薬品(以下、医療薬)を、一般用医薬品(以下、市販薬)として販売できるよう認めた“スイッチOTC薬”が多数登場している。

最近発売されたものでは、スイッチOTC薬として初めて医療用消炎鎮痛成分のロキソプロフェンナトリウム水和物を含有した、第一三共ヘルスケア株式会社の解熱鎮痛薬“ロキソニンS”がある。これらスイッチOTC薬はどのように認識されているのか、20代から40代のネットユーザーに調査を実施。男女641名から回答を得た。

回答者のうち、スイッチOTC薬がどのようなものか「知っている」としたのは15.8%。「言葉だけ聞いたことがある」は12.9%で、71.3%と過半数が「まったく知らない」と回答。「知っている」人がスイッチOTC薬の存在を知ったきっかけでは「ネットニュース」が25.7%と最も多く、「新聞・雑誌」「テレビ」が同率16.8%で続き、「薬剤師がいる薬販売店舗で知った」は15.8%。以下は1割未満という結果に。

続けてこれらの人に、改正薬事法が施行された年でもある2009年以降に、第1類医薬品()であるスイッチOTC薬を購入したことがあるか尋ねたところ「ある」としたのは9.9%とわずかだった。購入理由を自由回答で聞いたところ「病院でよく処方されていて、よく効いたので」「ヘルペスの再発」など、病院で処方された経験のある薬であったとの声が。また、「薬剤師に相談した結果」という回答も見られた。

まだ認知度は高いと言えないスイッチOTC薬。医療薬として実績のあるものが医師の診断なしで購入できるというメリットと、誤った使用方法による副作用の危険性というデメリットを伝えた上で、今後の増加を望むか尋ねたところ、12.9%が「とても増えて欲しい」と回答。47.1%が「どちらかというと増えて欲しい」とし、増加希望者が合計60.1%と半数を超えた。その理由では「よく同じ症状で医師に処方を受けている薬ならば、頻繁に病院に行かなくても済む」「自己責任でも選択肢は多い方がいい」といった回答が大半。そのほか「病院にいきにくい疾患の薬が増えるといいと思う」といった声も(自由回答)。

対して、「絶対に増えないほうがいい」との意見が7.5%、「どちらかというと増えないほうがいい」が32.4%と、合計39.9%が増加に懸念を示している。その理由では「安易に使用する人が増えそうなので」「誤った服用による事故が増えそうだから」「医師の診察を受けずに使用するのは副作用の不安があるから」といった声が多かった(自由回答)。

安易な利用や副作用に対する不安は少なくないようだが、肯定的な意見は多い。自分の健康は自分で管理しようというセルフメディケーションの概念が広まっている今、処方経験のある薬を中心にスイッチOTC薬の利用が浸透していくのかもしれない。

調査はネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。


)第1類医薬品:市販後間もない薬、または安全性に注意が必要な成分を含む薬であり、販売時に薬剤師による文書での情報提供が義務付けられている。

<調査データ>

「スイッチOTC薬」がどのようなものか知っていましたか?<択一>(n=641)


<スイッチOTCとは>
OTCは「Over The Counter Drug」の略で「一般用医薬品(以下、市販薬)」を指す。これまで医師の判断でしか処方できなかった医療用医薬品(以下、医療薬)を、市販薬として販売できるよう認めた(スイッチした)もの。医療薬としての使用実績はあるが、正しく使用しなければ副作用などが起こる恐れがあるため、購入時には薬剤師・登録販売者への相談が重要となる。

※第1類医薬品にあたるもの(市販後間もない薬や安全性に注意が必要な成分を含むもの)は、薬剤師による文書での情報提供が義務付けられている。

※最近発売されたものでは、スイッチOTC薬として初めて医療用消炎鎮痛成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」を含有した、第一三共ヘルスケア株式会社の解熱鎮痛薬「ロキソニンS」がある。
答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
知っている 101 15.8% 52 14.8% 49 17.0% 28 15.4% 27 12.9% 46 18.4%
言葉だけ聞いたことがある 83 12.9% 42 11.9% 41 14.2% 20 11.0% 27 12.9% 36 14.4%
まったく知らない 457 71.3% 258 73.3% 199 68.9% 134 73.6% 155 74.2% 168 67.2%

【スイッチOTC薬を知っている方 限定】「スイッチOTC薬」の存在を何で知りましたか?<択一>(n=101)

答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
ネットニュース 26 25.7% 15 28.8% 11 22.4% 10 35.7% 6 22.2% 10 21.7%
新聞・雑誌 17 16.8% 11 21.2% 6 12.2% 5 17.9% 4 14.8% 8 17.4%
テレビ 17 16.8% 10 19.2% 7 14.3% 2 7.1% 6 22.2% 9 19.6%
薬剤師がいる薬販売店舗で知った 16 15.8% 7 13.5% 9 18.4% 3 10.7% 4 14.8% 9 19.6%
知人から聞いた 6 5.9% 2 3.8% 4 8.2% 2 7.1% 1 3.7% 3 6.5%
病院で医師から聞いた 4 4.0% 0 0.0% 4 8.2% 2 7.1% 1 3.7% 1 2.2%
ブログ・SNS 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0%
その他 15 14.9% 7 13.5% 8 16.3% 4 14.3% 5 18.5% 6 13.0%

【スイッチOTC薬を知っている方 限定】2009年以降、第1類医薬品である「スイッチOTC薬」を購入したことはありますか?<択一>(n=101)


※2009年以降、「スイッチOTC薬」購入時に薬剤師による文書での情報提供を受けた方は「ある」とお答えください
答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
ある 10 9.9% 5 9.6% 5 10.2% 2 7.1% 3 11.1% 5 10.9%
ない 91 90.1% 47 90.4% 44 89.8% 26 92.9% 24 88.9% 41 89.1%

医療薬として実績のあるものが医師の診断なしで購入できるというメリットと、誤った使用方法による副作用の危険性というデメリットがある「スイッチOTC薬」。あなたは今後、このような「スイッチOTC薬」が増えて欲しいと思いますか?<択一>(n=641)


<スイッチOTC薬とは>
OTCは「Over The Counter Drug」の略で「市販薬」を指す。これまで医師の判断でしか処方できなかった医療薬を、市販薬として販売できるよう認めた(スイッチした)もの。医療薬としての使用実績はあるが、正しく使用しなければ副作用などが起こる恐れがあるため、購入時には薬剤師・登録販売者への相談が重要となる。

※第1類医薬品にあたるもの(市販後間もない薬や安全性に注意が必要な成分を含むもの)は、薬剤師による文書での情報提供が義務付けられている。

※最近発売されたものでは、スイッチOTC薬として初めて医療用消炎鎮痛成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」を含有した、第一三共ヘルスケア株式会社の解熱鎮痛薬「ロキソニンS」がある。
答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
とても増えて欲しい 83 12.9% 65 18.5% 18 6.2% 24 13.2% 28 13.4% 31 12.4%
どちらかというと増えて欲しい 302 47.1% 157 44.6% 145 50.2% 89 48.9% 102 48.8% 111 44.4%
どちらかというと増えないほうがいい 208 32.4% 104 29.5% 104 36.0% 59 32.4% 60 28.7% 89 35.6%
絶対に増えないほうがいい 48 7.5% 26 7.4% 22 7.6% 10 5.5% 19 9.1% 19 7.6%
※小数第二位で四捨五入
<調査対象> 有効回答数|641名
調査日|2011年2月24日~28日
男女比|男性:54.9% 女性:45.1%
年代比|20代:28.4% 30代:32.6% 40代:39.0%

※男女別・年代別に集計
※パネルは同社無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員
※記事にはデータを元に解析された数値が用いられる場合があります

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Switch OTC medicines in Japan(世論 What Japan Thinks)2011/03/13 00:51

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