企業の健康診断で「うつ病検査」の是非

2010/10/04 11:00

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うつ病健診に関する意識調査

企業の健康診断でメンタルヘルスの検査「賛成」7割半
 ~賛成多数も診断後のアフターケアに不安の声


【グラフ】うつ病健診に関する意識調査「うつ病などのメンタルヘルスの検査が企業の健康診断で行われることをどう思いますか?」
【通常のグラフをご覧になりたい方はこちらをクリックしてください】

近年、複雑な社会構造やそれに伴うストレスの増加などを背景に、うつ病などの心の病を抱えるビジネスパーソンが急増しているという。このような流れを受けて厚生労働省は、企業の健康診断時に、うつ病などの兆候がないかメンタルヘルスの検査を実施する方針を打ち出した。現在、2011年からの実施を目指している。この健診についてネットユーザーに調査を行い、20代から40代の男女424名から回答を得た。

まず、うつ病などのメンタルヘルスの検査が企業の健康診断で行われる方針が取られていることを知っているか尋ねたところ、「知っていた」人はわずか16.0%。30代では20.3%と2割を超えたものの、そのほかは1割半と認知度の低さが明らかに。

このようなメンタルヘルスの検査が企業の健康診断で行われることについて、全体の30.7%が「とても賛成」とし、45.3%が「どちらかというと賛成」と答え、合計75.9%もの人が『賛成』と回答。『反対』としたのは、「とても反対(4.5%)」「どちらかというと反対(19.6%)」の合計24.1%だった。『賛成』の割合は男性(72.8%)よりも女性(79.6%)のほうが若干高い。また、20代では79.5%、30代では76.6%、40代では72.6%と下の年代ほど『賛成』者が多くなる傾向が見られた。

『賛成』の理由では、「自発的に病院に行きにくいから」「本人が自覚していないことが多いため」「周囲に兆候のある人が増えている」などの意見が多数で、メンタルヘルスの検査がうつ病などの早期発見、早期治療につながることが期待されている様子。一方、『反対』の理由では、「会社にうつ病とわかったらリストラされそう」「結果を企業に知られるのは嫌」などの回答が複数あった。診断後のアフターケアも重要な課題になりそうだ(自由回答)。

ちなみに就業経験者(全体の94.3%)のうち、これまでの職場で、仲間がうつ病にかかってしまったことが「ある」とした人は49.8%とほぼ半数。また、自分自身がうつ病と診断されたことが「ある」人は全体の6.6%、「ないが似た症状の経験はある」人が24.1%と、その割合は低くない。

なお、仲間のうつ病を経験した人では80.4%、自分自身がうつ病の経験者では85.7%、うつ病に似た症状を経験した人では86.3%が、健康診断時のメンタルヘルスの検査に『賛成』している。今や社会問題になりつつある心の病。国や企業をあげての取り組みに期待の声は多いようだ。

調査はネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
<調査データ>

企業の健康診断時に、うつ病などの兆候がないかメンタルヘルスについて検査を実施する制度の導入方針を、厚生労働省が打ち出しています。2011年からの導入を目指しており、その概要が発表されました。

このように、うつ病などのメンタルヘルスの検査が企業の健康診断で行われる方針が取られていることを知っていましたか?<必須・択一>(n=424)


≪メンタルヘルスの検査の概要≫
問診と面接の2段階で行う。まず、健康診断時に医師がうつ病などの徴候である、頭痛や不眠、食欲の有無などについて問診。問題があれば結果を「要面接」とし、専門医との面接が必要であることを本人と企業に連絡する。具体的な自覚症状については企業には伏せて配慮。専門医との面接後、精神疾患の疑いがある場合は当人と企業を交えた話し合いを持つ予定。
答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
知っていた 68 16.0% 38 16.7% 30 15.3% 19 14.4% 26 20.3% 23 14.0%
知らなかった 356 84.0% 190 83.3% 166 84.7% 113 85.6% 102 79.7% 141 86.0%

企業の健康診断時に、うつ病などの兆候がないかメンタルヘルスについて検査を実施する制度の導入方針を、厚生労働省が打ち出しています。2011年からの導入を目指しており、その概要が発表されました。

このように、うつ病などのメンタルヘルスの検査が企業の健康診断で行われることをどう思いますか?<必須・択一>(n=424)


≪メンタルヘルスの検査の概要≫
問診と面接の2段階で行う。まず、健康診断時に医師がうつ病などの徴候である、頭痛や不眠、食欲の有無などについて問診。問題があれば結果を「要面接」とし、専門医との面接が必要であることを本人と企業に連絡する。具体的な自覚症状については企業には伏せて配慮。専門医との面接後、精神疾患の疑いがある場合は当人と企業を交えた話し合いを持つ予定。
答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
とても賛成 130 30.7% 69 30.3% 61 31.1% 32 24.2% 44 34.4% 54 32.9%
どちらかというと賛成 192 45.3% 97 42.5% 95 48.5% 73 55.3% 54 42.2% 65 39.6%
どちらかというと反対 83 19.6% 48 21.1% 35 17.9% 23 17.4% 26 20.3% 34 20.7%
とても反対 19 4.5% 14 6.1% 5 2.6% 4 3.0% 4 3.1% 11 6.7%
答え 全体 (職場で仲間がうつ病にかかってしまったことが)ある ない
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
とても賛成 130 30.7% 77 38.7% 49 24.4%
どちらかというと賛成 192 45.3% 83 41.7% 103 51.2%
どちらかというと反対 83 19.6% 32 16.1% 44 21.9%
とても反対 19 4.5% 7 3.5% 5 2.5%
答え 全体 (うつ病と診断されたことが)ある ないが似た症状の経験はある ない
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
とても賛成 130 30.7% 14 50.0% 45 44.1% 71 24.1%
どちらかというと賛成 192 45.3% 10 35.7% 43 42.2% 139 47.3%
どちらかというと反対 83 19.6% 3 10.7% 11 10.8% 69 23.5%
とても反対 19 4.5% 1 3.6% 3 2.9% 15 5.1%

仕事をしたことはありますか?<必須・択一>(n=424)

答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
ある 400 94.3% 214 93.9% 186 94.9% 117 88.6% 124 96.9% 159 97.0%
ない 24 5.7% 14 6.1% 10 5.1% 15 11.4% 4 3.1% 5 3.0%

【就業経験者 限定】これまでの職場で、仲間がうつ病にかかってしまったことはありますか?<必須・択一>(n=400)

答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
ある 199 49.8% 112 52.3% 87 46.8% 52 44.4% 62 50.0% 85 53.5%
ない 201 50.3% 102 47.7% 99 53.2% 65 55.6% 62 50.0% 74 46.5%

うつ病と診断されたことはありますか?<必須・択一>(n=424)

答え 全体 男性 女性 20代 30代 40代
回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合 回答数 割合
ある 28 6.6% 20 8.8% 8 4.1% 5 3.8% 10 7.8% 13 7.9%
ないが似た症状の経験はある 102 24.1% 44 19.3% 58 29.6% 33 25.0% 38 29.7% 31 18.9%
ない 294 69.3% 164 71.9% 130 66.3% 94 71.2% 80 62.5% 120 73.2%
※小数第二位で四捨五入
<調査対象> 有効回答数|424名
調査日|2010年9月10日~15日
男女比|男性:53.8% 女性:46.2%
年代比|20代:31.1% 30代:30.2% 40代:38.7%

※男女別・年代別に集計
※パネルは同社無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員
※記事にはデータを元に解析された数値が用いられる場合があります

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うつ病健診に関する意識調査(メディア掲載実績 | リサーチのrTYPE[アイシェア])2010/10/08 21:06

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